日韓夫婦の結婚式in韓国 250人超え!

国際結婚

私は2019年に韓国人の妻と結婚し、韓国で結婚式を挙げました。

韓国の結婚式は[流れ]、[スピード]、[費用]、[食事]、[組み方]などなど様々な面で日本と違い、驚くことも多々ありました。

当時、妻とは遠距離恋愛でしたし、私が日本からいろいろ準備というのも難しく、妻の方が圧倒的に負担が大きかったですが、韓国で結婚式を挙げて、本当に良かったと思っています。(妻には大感謝です。)

正直私自身、日本の結婚式は長くて、準備やお願いすることが多くて大変!と思っています(いつも参加者側なので、楽しませてもらっていますが)。

今回は私たちの結婚式を紹介するとともに、日本との違いや感じたことなどをお伝えしたいと思います。

読んでほしい人

・韓国の結婚式に興味がある人
・日韓カップルまたは日韓夫婦で結婚式を考えている人

国際結婚を考えている方は下記記事も参考にしてください。

韓国の結婚式ってどんな感じ?

流れ

韓国の結婚式は日本の結婚式に余興がある程度で、テキパキ進むので1時間もないくらいで終わります。

なので、結婚式中にご飯は出ず、終わってからビュッフェを食べて自由に帰ってもらう流れになります。引き出物もありません。

日本のように結婚式、披露宴、2次会、3次会と半日以上かかることもないですし、関係が薄い人は2次会からなんてこともありません。

規模

韓国では100人から200人は当たり前のように思います。私たちは263人程度でした。

理由としては親の友人や付き合いのある方も参加するということかと思います。

また、招待した人の友人や家族など、直接招待していない方もたくさん来るので、席も決められていません。空いている席に座ったり、座れずに立ったまま参加される方もいらっしゃいます。

やはり結婚自体、家族同士のものであり、親の面子を大事にしていると感じます。

式場

日本と同様、ホテルやウェディングホールが多いですが、以下の点が大きく違います。

・式前に結婚する夫婦と挨拶したり写真を撮る
・来客者用待合室がない
・複数の結婚式が詰められている。
・結婚式会場の横にビュッフェ会場がある。

来客者用待機室などがありません。そのため、受付自体も式場の周りで行うので、みんな式場の周りで待つことになります。そのとき、新婦は新婦待機室、新郎は受付近辺にいるので、先に挨拶をしたり写真撮影を行います。

また、韓国では結婚式の間隔が30分〜60分で組んでいます。そのため、新郎新婦と挨拶を終えると、とにかく式場の周りか、前の結婚式を見ながら待つことになります(開放されているので見れちゃいます)。

前の結婚式が終わると、記念写真を撮るために残っている方はいますが、大勢が横のビュッフェ会場に移動し、次の結婚式参加者が式場に入りますが、ビュッフェ会場でも前の結婚式参加者がゆっくりと食べているとまだ残っていることも普通です。

日本では新郎新婦は結婚式の入場までお楽しみですよね。また、参加者用待機室→結婚式場→披露宴会場→退場と流れるように移動し、前後の結婚式参加者と交わることはほとんどないですよね。

結婚式準備

私たちが韓国で結婚式を挙げた理由は妻がしたいところでする!ということを重視したからです。場所は妻の地元慶州のホテルで行いました。

私自身は親族や友人も多くないし、本当に呼びたい少人数しか招待するつもりがなかったので、むしろ韓国で挙げる場合は職場や他の友人への余計な心配することがなく良かったです。

妻のお父さんは地元ではかなり顔が広く、知り合いもたくさんいるので、本来私側の来客分をほぼ丸ごと埋めてくださったので、感謝です。

時期

式場を予約するのは日本と同様、人気のない日は1ヶ月2ヶ月先でも空いていますが、一般的には準備期間を含めて、自分たちの良い日を選ぶとなるとおおよそ半年程度先になります。

私たちが婚約したのは2月だったので、半年後は8月ですが、8月は暑い、9月は韓国では秋夕(おぼん)となるので10月に結婚しました。日については私が大安の日が良かったので、大安の日にしました。

また、韓国は日本と違い、結婚式をしてから婚姻届を提出し、同居を始めるのが一般的ですので、私たちもそうしました。

遠距離恋愛でしたので、お互い行き来しながら準備してきましたが、妻は韓国で結婚式の準備を主に行い、日本で住むことやビザについての準備を主に行ってきました。

結婚式と同居を一度にするのは大変でしたが、遠距離恋愛でお互い行き来しながら、妻は韓国で結婚式の準備を主に行い、日本で住むことやビザについての準備を主に行ってきました。

費用

結婚式にかかった費用はざっと以下の通りです。

項目費用備考
結婚式場₩9,250,000食事代、ケーキ、演出含む
ドレス、着付け、メイク₩2,370,000妻のドレスと私のタキシード+夫婦と両家母のメイク
韓服レンタル₩1,000,000夫婦と両家母の韓服
写真撮影₩2,000,000修正、アルバム、データ込
ビデオ撮影₩750,000修正、データ込
司会依頼₩300,000妻の先輩×1人
余興依頼¥30,000私の友人×2人

日本の結婚式とは違い、基本、人数分の食事代≒式場代になっており、食事がビュッフェなので1人あたりにかかるお金が小さいです。ケーキカットのケーキや余興や演出で使うピアノや音響などの設備も基本無料です。もちろん、オプションで花やケーキ、飾りなど豪華に変更することは可能です。

韓国では1つ1つ別の業者に頼むのが一般的です。カメラマンは別途参加人数に数えられることもなく、自由に出入りOKです。

また、着付け・メイクは結婚式場に控室なるものはありますが、複数の結婚式が組まれていると利用できる時間はほとんどないです。

そのため最初から別の場所で全て行ってから式場に移動することになるので、別業者に頼むことになることが多いです。

招待状や動画制作代など他にもありますが、普通に日本より安いと思います。

家族・友人の招待

韓国で結婚式を挙げると言っても、私の家族・友人は韓国語は一切できませんし、日帰りではなく、2泊3日は必要になるので、大きな負担ではありました。

そのため、着てくれる方には韓国への飛行機、ホテルまで私が手配し、慶州までもなんとか来てもらえるようにバスの乗り方までレクチャーしました。

全員分の飛行機ホテルの負担は大きかったですが、本当に呼びたい人だけ招待し、実際に来てもらえたので良かったです。結婚式はもちろんのこと、プチ韓国旅行ができたと喜んでいました。

結婚式当日

着付け、メイク

まずは着付けとメイクですが、両家母はレンタルした韓服を私はタキシード、妻はドレスを着て、メイクをしてもらいました。

メイクが終わったら、時間に合わせて式場へ移動です。この時点から写真撮影が入り、メイクした姿を撮ってもらいました。

式場待機室・挨拶

式場ではまずは控室に荷物を置き、その後は新婦待機室にて新郎新婦および家族写真を行いました。

それが終わると妻は新婦待機室に残り、来客者と挨拶をしました。

私と妻のご両親は基本受付の方にいて、主に妻側の来客者に対して、挨拶をしていました。

開場&リハーサル

前の結婚式が終わったら、片付け清掃が少しあり、そのまま開場となります。来客者がどんどん席に座っていく中、式の15分前くらいからいきなりリハーサルが始まりました。

司会の人がマイクテストをしている中、両家母の入場、キャンドル点火、新郎の入場のリハーサルを説明を受けながら、数分で終わりました。

リハーサルってみんなの前でするの?って思いながら、バージンロードを1人で歩くというなんとも言えない感じでした。

結婚式

私たちの結婚式は以下のとおりです。所要時間はだいたいですが、本当にスピーディにどんどん進んでいき、全体でも50分ちょっとしかかかっておりません。

順番項目内容所要時間
0プロフィール動画式が開始するまで2人のプロフィール動画を流し続ける
1開会司会による開会の挨拶2分
2両家母親入場キャンドル点火が両家の母親が行うので、最初に入場3分
3キャンドル点火二人の未来を明るく照らそうという意味がある2分
4新郎入場私が1人でバージンロードの途中まで入場3分
5新婦入場妻がバージンロード途中までお父様と入場し、そこから私と入場5分
6新婦父親挨拶妻のお父様より本当の開会宣言3分
7新郎新婦の誓い来客者の前で結婚の誓い3分
8馴れ初め動画2人の出会いから結婚までの動画を流す4分
9ケーキカット小さなケーキで、ファーストバイトは無し3分
10余興私の友人にウルフルズのバンザイを歌ってもらう5分
11両家への挨拶感謝と決意を伝える8分
12新郎新婦退場退場したところでキスして終了4分
13記念撮影・ブーケトス新郎新婦や来客者との写真撮影、ブーケトス10分

韓国の結婚式はだいたいこういう流れのため、大きな変更はできません。その代わり、結婚の誓いや動画、ケーキカット、余興あたりがオリジナリティを出すところかなと思います。

妻には色々準備してもらったので、余興だけは私が友人(日本人)に依頼して、ウルフルズの「バンザイ〜好きでよかった〜」を歌ってもらいました。

韓国のブーケトスは予め受け取る人が決まっているので、その人に向かって投げます。

シンプルではありますが、とにかく、トントン進んでいくので、だれることなく、良い雰囲気のままささっと終わります。

式が始まるまでは緊張していましたが、始まった瞬間から本当にあっという間でした。シンプルだからこそ1つ1つの項目が記憶に残っています。また来客がほぼ韓国人の中、熱唱してくれた友人には感謝しかありません。

ビュッフェ・挨拶

結婚式が終わると来客者はビュッフェ会場で各々食事をしますが、私たち新郎新婦は控室で韓服に着替えて、ビュッフェ会場へ向かいます。

式前にも来客者と挨拶はしていますが、式前に挨拶できなかった方や遅れてきた方も含め、一人ひとりに来ていただいたお礼の挨拶をしました。

250人超えだったので、全員に挨拶するだけで60分程度かかりました。その後はすぐに韓服での記念写真をホテルにて撮りました。

記念写真が終わった頃には、レンタルしたドレスや韓服を返さなければならず、何も食べずにすぐにホテルを発ち、私たちの結婚式は終わりとなりました。

まとめ

国際結婚している夫婦だと、家族友人を招待するの大変だから、それぞれの結婚式を楽しみたい、文化的にきちんとしないといけない、などの理由で両国で式を挙げる人もいると思います。

私は韓国のみで結婚式を行いましたが、妻(と妻の家族)が1番良いと思う方法を選択できたことが1番良かったと思っています。

日本ではしないの?と周りから聞かれましたが、金銭的な余裕もないし、日本の結婚式すると大変なので、する気もなかったのですが、実際韓国で結婚式を行い、自分自身も満足できたので、1度で十分と感じました。

結婚式が思い出に残っているというより、結婚することへの決意と家族への感謝を実感できたことが1番の思い出であり、今後も忘れずに大事にしていきたいなと思っています。

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